秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
右手にスマホを握りしめて顔を真っ赤にしている。


「だって、本当のことでしょ?」


あたしは小首をかしげてそう聞いた。


「こんなのデタラメだ!!」


和弘はクラスメートへ向けてそう叫んだ。


あたしは和弘の机に近づいていくと、今まで和弘が呼んでいた雑誌を広げた。


幼女が出て来るアニメやゲームばかりが特集されている。


中には非合法な年齢指定のあるゲームまで紹介されていた。


あたしはその雑誌の中で一番過激なページを広げて「見て!」と言い、クラス全員に見えるように掲げて見せた。


一瞬にして和弘の顔が赤から青に変わる。


まるで信号機だ。


そう思って噴き出してしまった。

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