秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
わざとそう訊ねると直美は目を見開いて左右に首を振った。


「そんなわけないじゃん!」


「そっか。だったらいいじゃん」


そっけなく返事をしてポイントを確認する。


今度の秘密はかなり良かったようで、一気に1000ポイントが入っている。


それを確認してこっそりガッツポーズを作る。


このレベルの秘密をどんどん書き込んでいけば、商品はもちろん、一億円だって夢ではないのだ。


「ねぇ可奈。本当に大丈夫だよね?」


弘江があたしの肩を掴んでそう聞いて来た。


あたしは首を傾げて弘江を見つめる。


「大丈夫って、なにが?」


「あたしたちの関係。崩れないよね?」


なんだ、そんなことを気にしているのか。


「大丈夫だよ。だってあたしたち3人は親友でしょ?」


あたしはそう返事をしたのだった。
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