秘密暴露アプリ～恐怖の学級崩壊～
暴露退会
ホームルームが終った頃、示し合わせたようにオタクメンバーたちが登校して来ていた。


みんなで昨日の掲示板について話でもしていたのかもしれない。


誰が誰の秘密をバラしたのかを。


教室へ入ると同時に、あたしたち3人を見て怯えた表情になるオタクメンバー。


あたしたちから距離を取って席へ向かおうとしていることがわかったので、あたしはわざと呼び止めてやった。


「おはようゆかり。今日はどうしたの？　みんなで遅刻して」


ニヤニヤと口角を上げながらそう聞くと、ゆかりは肩をビクリと跳ねさせて立ち止まった。


「べ、別に……」


それだけのセリフで噛んでいる。


あからさまな動揺が面白い。


「ごめんねみんな」


もう少しからかって遊ぼうと思っていたのに、横から直美がそう言った。
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