秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
☆☆☆

裕の部屋は6畳の和室だった。


畳の上に青い絨毯がひかれ、小さなテーブルと大きな勉強机がある。


机の横には壁一杯の本棚があり難しそうな勉強の本がギッシリと詰め込まれていた。


それを見ているだけであたしは少し息苦しさを感じてしまうほどだ。


「どうぞ」


裕はぶっきらぼうにそう言い、キッチンから麦茶を用意して持って来てくれた。


「ありがとう」


あたしはそう言い、麦茶をひと口飲んだ。


よく冷えていて美味しい。
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