秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「あいつらを学校に来れなくして、俺が学校へ行くべきだ」


「あたしもそう思うよ」


弘江が裕に同意している。


直美は戸惑っている様子だけれど、口を挟まずにジッと様子を伺っていた。


「それなら話は早いよね」


あたしはそう言ってペンとメモを取り出した。


イジメの時の写真や音声があればなお更いいのだけれど、こればかりは仕方がない。


「剛たちは学校外でもなにかしてた?」


そう聞くと、裕は大きく頷いた。


「休日になると時々外へ連れ出されて、色々と奢らされたよ」


「例えば?」


「ご飯とか、買い物とか、ゲーセンとか、なんでもだ」
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