秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「このお金はどこから?」


そう聞くと、途端に裕は口ごもった。


自分の金ではないということなんだろう。


裕の秘密を知れるチャンスではあったけれど、ここでは何も聞かない事にした。


「このレシート、写真とってもいい?」


「あぁ、いいよ。あいつら人に奢ってもらった物なんて覚えてないだろうしさ」


裕はそう言って鼻で笑った。


こうして陰で笑う事でストレスを発散していたのかもしれない。


レシートの写真を撮ってその金額を足して行くと、数十万円近くに上る事がわかった。
< 149 / 326 >

この作品をシェア

pagetop