秘密暴露アプリ～恐怖の学級崩壊～
「これをサイトに投稿したらどうなるのか、ちょっと楽しみだろ？」


そう聞かれてあたしは一歩後ずさりをした。


みんなの前で宙づりにされている拓郎の姿が秘密なのかどうかわからない。


それでもサイトからメールがきているのなら、やってみてもいいと言う事なんだろう。


後方から良平の様子を伺う。


良平は様々な角度から拓郎の写真を撮りはじめた。


とても趣味がいいとは思えない写真が、どんどんスマホに貯まってゆく。


良平は拓郎を侮辱するような言葉を言いながら数分間写真を撮り続けた。


「よし、こんなもんだろう」


やがて満足したのか良平はスマホをイジリ始めた。


それを見てあたしは自分のスマホを確認した。


きっとすぐにメールが届くだろう。
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