秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
思った通り、数秒後にはサイトからのメールが届いていた。


《二宮良平からの暴露!》


その文字の後に数枚の写真が貼られている。


どれも目の前にいる拓郎のものだった。


ジッと見ている事ができず、あたしは書き込みの最後に書かれている数字を確認した。


「え……」


確認した瞬間絶句してしまう。


書かれていた数字は今まで見たことのない桁だったのだ。


「10万ポイント……」


クラスメートの誰かがポツリと呟いた。


「へぇ、結構高額だな」


良平も自分の書き込みを確認して驚いた声を上げている。


「すごい。こんなに高得点が出るんだ」


あたしは横目で拓郎を見てそう呟いた。
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