秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
今日の出来事が原因で拓郎はどこかがキレてしまったのかもしれない。


拓郎が良平を胸の高さほどある手すりに押し付けた。


手すりの向こう側は死だ。


あたしは固唾を飲んで2人の様子を伺った。


その時、ポンッと音がしてラインが届いたことを知らせた。


画面上部にラインの内容が表示されている。


《直美 これ、冗談だよね?》


直美も同じ動画を見ているのだろう。


きっと耐えられなくなってラインしてきたのだ。


あたしはそれに返事をせずに美花へのラインを立ち上げた。


《可奈 美花、今見てる?》


それだけ打ち込むと、すぐに返事が来た。
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