秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「もう、もとのクラスには戻れないのかな」


その言葉にあたしは文子の手を握りしめた。


文子と距離が縮まったのはこれが初めてのことだった。


「大丈夫だよ。文子の意見は間違ってないもん。みんなもきっとわかってくれる」


文子はあたしの言葉に嬉しそうにほほ笑んだのだった。
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