秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
別に文子を助けようとしているワケじゃないのだ。


「そうだね。裕から聞いた話より、もっと面白い話が聞けるかもしれないよね」


文子はトップグループの一員だ。


だからこそ知っている秘密も沢山あることだろう。


そうとわかると、行動に移すのは早かった。


1時間目が終わって休憩時間に入ると、あたしたち3人は1人で座っている文子へと話しかけた。


「大丈夫?」


昨日の事を思い出しながらあたしはそう声をかけた。


文子の顔色は悪い。


「大丈夫だよ」


あたしの顔を見て、少し安心した表情を浮かべる文子。
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