秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「とっておきの……?」


「そう。学校へ来られなくなるくらいの暴露だよ。文子なら何か知ってるんじゃないの?」


そう聞くと、文子はしばらく思案するように眉を寄せて黙り込んだ。


考える時間は十分にある。


「あるよ。あたしは間近で見て来たから」


「なら、それを書けばいいんだよ」


あたしがそう言うと文子は左右に首を振った。


「どうして?」


弘江が聞く。


「書けばこのサイトの思い通りになる」
< 200 / 326 >

この作品をシェア

pagetop