秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「今度はゆかりが書き込む番になってみない?」


あたしはゆかりの耳に顔を近づけてそう言った。


「え?」


ゆかりは目を丸くしてあたしを見つめる。


予想外の言葉だったんだろう。


「ゆかりの秘密を書き込んじゃって申し訳なかったと思ってるの」


「……本当に?」


「本当だよ。だから今日はお詫びにとっておきの秘密を持って来た」


「なに?」


ゆかりが徐々に興味を持ち始めているのがわかった。
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