秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
なにが嘘なのか、聞かなくてもわかった。


途端に剛が教室を飛び出していた。


みんながそれにつられるようにして走り出す。


あたしも気が付けば腰を上げていた。


「行くの?」


青ざめた直美があたしの腕を掴んでそう言った。


「なにがあったのか、聞くだけ聞かないと」


そう言い、弘江も一緒に廊下へと出た。
< 21 / 326 >

この作品をシェア

pagetop