秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
ポイントは30ポイントだった。


「和弘一体どうしたのかな?」


今まで黙っていた直美が心配そうな口調でそう言った。


「きっと焦ったんだよ」


あたしはそう答える。


「焦る?」


「うん。同じグループのゆかりがトップグループの秘密を2度も暴露したでしょ? 自分もなにかしなきゃと思ったんじゃない?」


「それで文子の鞄をひったくるのって関係ある?」


弘江が怪訝そうな表情でそう聞いて来た。


「きっと、文子が何か面白い秘密を握ってると思ったんじゃない?」


それで自分が暴露される側になるんだから、笑える。


おかげで思いもよらないポイントが手に入った。
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