秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「それならまた今度でいいじゃん。なにも今日行かなくたって」


直美の意見は最もだった。


でも、晃彦と良平が死んだことは裕にも伝わっているはずだ。


それでも学校へは来ていない。


さすがに何かあるんじゃないかと勘ぐってしまう。


「わかった。そこまで言うならあたしたちは一旦裕の家に行こう。それから参列すればいい」


弘江があたしの意見に賛成してくれた。


「直美はどうする?」


そう聞くと、直美はモジモジと体を動かしてから「わかった。あたしもついて行く」と、答えた。


「じゃあ決まりね」


あたしはそう言い2人と共に列を離れたのだった。
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