秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
あたし1人が探すよりも、少しは役立つはずだ。


そう思いながら窓に手をかけて戸惑うことなく力を入れる。


窓はガラガラと音を立てて簡単に開いてくれた。


あたしは思わずニヤリと口角を上げて笑っていた。


「行くよ」


後ろで戸惑っている直美に一言そう言い、あたしは窓枠足をかけて裕の部屋へと侵入したのだった。
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