秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
赤の中に肌色がある。


凹凸をしっかりと見て行くと、それは人の顔のように見えた。


「……もしかして、文子?」


別人のように赤く染まったその顔は、文子のそれによく似ていたのだ。


「え、嘘でしょ……?」


弘江と直美はポカンと口を開けている。


あたしは顔の後方に写っている花に注目した。


どこかで見たことのある、黄色と白の花。


どこで見たんだっけ……。


記憶を巡らせていると学校裏の映像が蘇って来た。


生徒があまり行き来しない場所、そこにはゴミ捨て場があり、ボランティア部の生徒達花を植えていた。


「これ、学校裏だ」


「学校裏って、そんな……」
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