秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
☆☆☆
克也が発端となり、再び掲示板は動き始めていた。
前より頻繁にとは行かないが、少しずつ暴露通知も増えていく。
「ねぇ、高宏はどうなったんだろ」
数日後の休憩時間、あたしの前でお弁当を広げていた直美がそう聞いて来た。
「そう言えば全然学校に来ないね」
弘江がそう言ってあたしを見る。
最初に窓から突き落とされた高宏の存在なんて、ほとんど忘れてしまっていたところだった。
裕と同じように家の中から高見の見物をしているのかもしれない。
「連絡とってみる? そろそろ出席もヤバイでしょ」
高宏がどのくらい休んでいるのかわからないが、卒業に響いてくることは間違いない。
克也が発端となり、再び掲示板は動き始めていた。
前より頻繁にとは行かないが、少しずつ暴露通知も増えていく。
「ねぇ、高宏はどうなったんだろ」
数日後の休憩時間、あたしの前でお弁当を広げていた直美がそう聞いて来た。
「そう言えば全然学校に来ないね」
弘江がそう言ってあたしを見る。
最初に窓から突き落とされた高宏の存在なんて、ほとんど忘れてしまっていたところだった。
裕と同じように家の中から高見の見物をしているのかもしれない。
「連絡とってみる? そろそろ出席もヤバイでしょ」
高宏がどのくらい休んでいるのかわからないが、卒業に響いてくることは間違いない。