秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「そう言えば高宏と美花って幼馴染だよね」


そう言ったのは直美だった。


「え、そうなの?」


「うん。全然違うタイプだけど、家は近いみたいだよ」


直美の言葉にあたしは高宏とのラインを見つめた。


「高宏は美花が今どうなってるのか知ってるのかな?」


あたしがそう聞くと、直美は左右に首を振った。


さすがにそこまで知らないか。


もし、美花が退学になったことを知ったら高宏は動くだろうか?


「何を企んでるの?」


弘江にそう聞かれてあたしは苦笑いを浮かべた。
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