秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
誰かが中にいる!


玄関に手をかけてみるけれど、しっかりと鍵がかけられていてビクともしない。


それなら裕の時と同じで裏手に回るだけだった。


美花の家の周辺に生垣はなく、歩いているだけなら不信がられることもない。


家の横へまわった時、一室だけ明かりがついている部屋を見つけた。


「ここかも……」


そう呟き、窓から中を確認する。


うっすらと開いたカーテンの隙間に人の姿を見つけた。


黒くうずくまっているように見えるそれは、よく見ると美花に覆いかぶさっている高宏の姿だったのだ。


その光景に一瞬呆然としてしまったが、あたしはすぐにスマホを取り出して録画し始めた。
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