秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
結果的にあたしが書きこむことになるのだから、もう黙ってもおけなさそうだ。


「昨日の事故は直美のせい」


「直美の……?」


信吾があたしを疑っているような表情を向けている。


「動画を撮影したから、今から投稿するね」


そう言ったスマホを取り出そうとした手を、信吾が掴んできた。


「なに?」


「よく動画を撮影する暇なんてあったな」
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