秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
何か見えない力があたしたちを支配しようとしている。


そんな恐怖が体を包み込み、自分しかいない部屋の中で誰かの視線を感じる気がした。


居てもたってもいられず、部屋から出てリビングへ向かい、テレビを付ける。


わざと音量を大きくして、つまらないお笑い番組をかける。


それでもあたしの胸のざわつきは治まる事がなかった。


今のメール、他のみんなにも送られたんだろうか……。


そう思って恐る恐るスマホを確認してみると、立てつづけに2件のラインが入って来た。


直美と弘江の2人からだ。


わたしを入れて3人でグループラインを作っている。


《直美 2人ともメール来た!?》


いつも絵文字を沢山使っている直美が絵文字を1つも使っていない。
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