秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
きっと誰かが作ったんだ。


あたしを落とし入れるために!


「偽物だっていう保証がどこにある?」


信吾が聞く。


「そんなのない! でも、あたしじゃない!!」


ブンブンと左右に首を振って訴える。


しかし、みんなあたしの話なんて聞いてくれていなかった。


「それならこれをサイトに書き込んでみればいいんだよ」


誰かがそう言った。


「そうだな。サイトに書き込めば嘘か本当かわかる」


信吾が頷く。


嘘を書き込むとペナルティ……。


「可奈のスマホを借りるぞ」


そう言って信吾があたしのスカートからスマホを抜き取った。
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