秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
それだけで焦っている様子が想像できた。


《弘江 来たよ……どうしよう》


《可奈 あたしのところにも来た。2人とも、どうする?》


そう打ち込むと、すぐに2人から返事が来た。


《直美 怖いよ。登録しないと死ぬってことだよね!?》


《弘江 落ち着いて直美。絶対に大丈夫だから》


《可奈 そうだよ。高宏はまだ死んでないし》


メッセージ画面を開いた状態でメール受信を知らせる音楽が鳴った。


あたしは一瞬息を飲み、画面を見つめる。


メールの件名だけが画面上部に表示されていて、それは《秘密暴露サイト》からのメールだとわかった。
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