秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
毎日毎日繰り返されているイジリ。


裕本人があれをどうとらえているのかわからない。


もしかしたら、限界が近い可能性だって十分にあった。


「そうか。それなら、まぁいい」


父親が安堵したようにそう言い、食事を再開した。


あたしはご飯を半分ほど食べて席を立った。


いつもより少し早い時間だけど、早く直美と弘江に会いたかった。


2人ともサイトに登録したと言っていたけれど、本当だろうか。


万が一あたし1人だけ登録してしまっていたら。


そんな不安もあった。


「じゃあ、行ってきます」
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