秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「確認?」


「あぁ。本当にちゃんとポイントが入るのか。どんな風に入るのか」


それが狙いだったのか。


ポイントの入り方については、確かになにも記載されていなかった。


秘密によって変動するらしいが、どんなものにどのくらいのポイントがつくかもわからないままだ。


「あぁ~。確かにそれは気になるけど、それならあたしじゃなくてもいいじゃん」


美花がそう言ってクラス内を見回した。


全員が美花から視線を逸らせる。


みんな、サイトに興味はあるけれど口を挟むほどの勇気はない。


あたしだってみんなと同じだった。
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