秘密暴露アプリ～恐怖の学級崩壊～
自分にそう言い聞かせていた時、スマホが震えた。


他のクラスメートたちのスマホも同時に震えていたようで、それが《秘密暴露サイト》からのメールであることがすぐに理解できた。


あたしは直美と弘江と視線を合わせた。


２人とも青ざめているが、小さく頷きあう。


メールを確認するという意思を通じ合わせたあたしたちは、メールを開いた。


案の定、あのサイトからのメールだった。


《掲示板に書き込みがあったよ！》


その文面の下にはリンクが貼られている。


「へぇ、こんな風に届くんだな」


さっきまで裕をイジメて楽しんでいた拓郎がスマホを確認してそう呟いた。


あたしもサイトに接続してそれを確認した。


《川島美花からの暴露！


今日の和田裕のパンツは青のボーダー柄！》
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