秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「書き込んだ相手の名前も出るんだ」


拓郎はさっきよりも楽し気な口調でそう言った。


「あたしはあんたらに頼まれてやっただけ」


美花は少し口調を荒げて拓郎へ向けてそう言った。


あくまでも、自分は悪くないと言いたいのだろう。


美花を責めることはできなかった。


あたしでもきっと同じ事を言っただろう。


「ポイントは?」


拓郎と剛が美花の机に近づいていく。


ポイントは貰った当人にしかわからないのだろうか。


そう思って画面へ視線を戻した時、美花の暴露の一番最後に数字が書かれていることに気が付いた。


数字は5だ。


「5ポイント」


美花はぶっきらぼうな声でそう答えている。
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