秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
それでもスマホに触れる事が怖くて、手を伸ばしてはひっこめるという動作を数回繰り返してしまった。


ようやくスマホを確認すると、それは弘江からのラインだった。


弘江のところにも同じメールが届いているから、それを確認したのだろう。


《弘江 写真、見た?》


たったそれだけの文面だったけれど、弘江が青ざめている様子が浮かんできた。


《可奈 見たよ。あれ、ひどいよね》


《弘江 本物の写真……だよね?》


たぶん、本物だ。


あの3人組が手間のかかる加工写真なんて作るとは思えない。


《可奈 さすがに止めるべきだよね……?》


《弘江 止めるっていっても、どうやって?》


そう聞かれると返事ができなかった。
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