秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「秘密を暴露するの?」


直美が恐々と言った様子でそう聞いて来た。


「そうするのがいいと思う」


「あたしも、それは賛成する。でも問題は誰の秘密を暴露するか、だよね?」


弘江が声に含みを持たせてそう言った。


「もちろん。この3人の秘密は絶対に書かない」


あたしはシッカリとそう言った。


じゃないとこんな風に作戦会議なんてできない。


「そうだよね、友達だもんね」


直美はまだ不安そうな顔をしているが、少しだけその表情が明るくなった。


「あたしたちもターゲットを決めないといけないよね」


弘江の言葉にあたしは頷く。
< 87 / 326 >

この作品をシェア

pagetop