エテレイン
正直に言おう。凄く居づらい。



学校は同じで1年生の時に同じクラスだった。
けれど森と話すのは今日が初めてだった。



というか、私はあまり男子と話す機会はない。
少しだけ、男子が苦手なのだ。



「陽太、アイツが1番へこんでんだ。
あんな無愛想だけど、お前がやってくれるの1番喜んでると思うから、誤解しないで欲しい。」



『え?
あ、うん。』



まさか、森から話を振ってくれるとは思ってもなかった。
もっといい返事をすれば良かった。
そんな後悔をしても意味が無い。
また、無言の時が過ぎた。



居ずらいなぁ、なんて思いながら見あげればポツポツと星が浮かんでいる。



『あ、曲って。
・・・曲ってどんな曲想のを書けばいいの?』



専属になるって言って、詳細を聞いていなかった。



「〝将来〟がテーマらしい。
けどまぁなんでもいい。」



『・・・ちょっと大雑把すぎじゃない?』
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