エテレイン
作曲
視聴覚室に近づくにつれ、薄ら薄らと一定のテンポで、刻まれるビートがはっきり聞こえてくる。
『失礼します。』
ゆっくりゆっくり、 ドアを開けて静かに中に入る。
視聴覚室の前は、少しだけ高くなっていてそこに3人が音を奏でている。
昨日のようにスポットライトもないし、響きも全然悪いけれど。
それでも私には、昨日のようにキラキラ輝いている3人の姿が見える。
この姿を、昨日のお客さんたちが見れるのはあと1回。
いや、もしかしたら昨日が最後って言う人もいたんじゃないんだろうか。
あぁ、何だか寂しいな。
ファンでもなんでもないけれど。
彼らの輝く場所は舞台(ステージ)だとあの時思った。
だからか、3人が揃って舞台に立つことがないと知った瞬間とても、切ない気持ちになった。
ドアの前の席に座って、五線譜ノートを広げながらそんなことを考えた。
「おい、んなとこじゃなくてもっと前来いよ。」
『失礼します。』
ゆっくりゆっくり、 ドアを開けて静かに中に入る。
視聴覚室の前は、少しだけ高くなっていてそこに3人が音を奏でている。
昨日のようにスポットライトもないし、響きも全然悪いけれど。
それでも私には、昨日のようにキラキラ輝いている3人の姿が見える。
この姿を、昨日のお客さんたちが見れるのはあと1回。
いや、もしかしたら昨日が最後って言う人もいたんじゃないんだろうか。
あぁ、何だか寂しいな。
ファンでもなんでもないけれど。
彼らの輝く場所は舞台(ステージ)だとあの時思った。
だからか、3人が揃って舞台に立つことがないと知った瞬間とても、切ない気持ちになった。
ドアの前の席に座って、五線譜ノートを広げながらそんなことを考えた。
「おい、んなとこじゃなくてもっと前来いよ。」