エテレイン
森たちのバンドだ。
前のバンドが裏に戻るのと同時にやってきた3人。
〝俺らの聴いたら考えも変わるだろう〟
あの部屋を出ていく時に森はそう言った。
背中越しにそれを聞いたから、どんな表情で言っていたのかは分かんないけど。
もう一度、壁に寄りかかり直して前方に目を向ける。
スポットライトで、楽器がピカピカと輝いている。
それと同じくらいに、3人もキラキラとしていた。
森は1度アリーナを見渡す。
そして、私を見て笑った。
森のファンであろう女の子たちがキャーキャー騒いでアリーナは盛り上がりを見せる。
準備を終えた3人は、楽器を構える。
森が目を伏せて、大きく息を吸った。
歓声はいつの間にか止んでいる。
みんなが森が歌うのを待っている。
どんな演奏をするんだろう。
興味がなかったはずなのに、私は3人のことを考えてドキドキしている。
前のバンドが裏に戻るのと同時にやってきた3人。
〝俺らの聴いたら考えも変わるだろう〟
あの部屋を出ていく時に森はそう言った。
背中越しにそれを聞いたから、どんな表情で言っていたのかは分かんないけど。
もう一度、壁に寄りかかり直して前方に目を向ける。
スポットライトで、楽器がピカピカと輝いている。
それと同じくらいに、3人もキラキラとしていた。
森は1度アリーナを見渡す。
そして、私を見て笑った。
森のファンであろう女の子たちがキャーキャー騒いでアリーナは盛り上がりを見せる。
準備を終えた3人は、楽器を構える。
森が目を伏せて、大きく息を吸った。
歓声はいつの間にか止んでいる。
みんなが森が歌うのを待っている。
どんな演奏をするんだろう。
興味がなかったはずなのに、私は3人のことを考えてドキドキしている。