DEATH TIME


海斗は抵抗しようとしない。


「・・・していいよ・・・・」


「ん?何が??」


「俺を・・・・殺していいよ・・・
俺は萌琉を殺すコトが出来ない。
惚れた弱みってやつかなァ。
とにかく俺は好きな奴を殺せない。」



「海斗・・・・」

萌琉は海斗をそっと抱きしめた。


「萌琉・・・・」

海斗も萌琉を抱きしめる。


─グサッ─


萌琉は海斗の首にナイフを突き刺した。


血があたり一面に飛び散る。


まだ、意識がある海斗に言う。


「あッ!そぅ②
さっきの告白の返事しなくちャネ♪゙
返事はね!!NOだよッ☆
海斗はとってもいい・・・・いい道具だったよ。
バイバイ」



海斗の意識はそこで途絶えた。







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