ずっと貴方を想っています。
彼の普通と私の普通
ピピピ、ピピピ、......
鳴り響く目覚まし時計の音で目が覚める。
暫くボンヤリと空を眺めたあと、私はベッドから下りた。
顔を洗い、メイクをする。
『クラスのアイドル』になれるほどかわいいわけでは無いけれど、標準より少しかわいいかなって程度の顔。
ナチュラルメイクで先生にバレない程度に。
メイクをする理由はスキンケアは欠かさないけど、乾燥しがちな私の肌を誤魔化すためと言った方が間違いじゃない。
流石にこのままじゃダメでしょってくらい乾燥するから。
乾燥しないのなんて夏くらいしかない。