ずっと貴方を想っています。


羨ましいよね、ホントに。




でも柚羽が幸せならそれでいい。




私の一番の親友だもん。




そうしているうちに先生がやって来て、私たちの背後から呼びかけた。




「お前ら、もうすぐ朝礼始めるぞ~。席につけ~」




「「「「はーい」」」」




私たちも席に着く。




アランの席は、臨時の席で私の隣。




『この机?』とでも言いたげな目で私を見たアラン。




『どうしたの?』




『机が小さい』




思った通りの理由で。




アランは私に母国の学校の写真を見せた。




友達と映るその写真には、机があって。




その机は2,3人で共有で使うような、大きな長机。




なるほどね、この子たちの『普通』がこのサイズなら小さいよね。

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