ずっと貴方を想っています。
危ないから、アランには見ててもらうだけになっちゃうけど。
やっぱり暇だろうから、矢は番ーツガーえずに弓だけ私のを持たせてみる。
『弦、引いてみて。私の動作を真似してみて』
構えて、頭上まで真っ直ぐ上げて、ゆっくり引いて____。
傷むから本当なら手は離しちゃダメなんだけど、そんなことを知らないアランは手を離した。
ビィィンと鈍い音が響く。
...教えてなかった私も悪いんだけど。
『痛った~~~!』
『大丈夫?』
『痛いけど、平気!それより、楽しいね、コレ!』
満面の笑みで返された。
良かった、気に入ってくれて。
『でも、これ...堅いって言うのかな、上手く限界まで引けなかったんだけど』