ずっと貴方を想っています。


翌日の放課後。




今日は3つ目の部活、演劇部。




演じることは嫌いじゃなくて、むしろワクワクする。




それぞれの役割があるからこそ輝く舞台。




そこで主役を、花形を演れることは幸せだと思うから。




そして、そんな世界をアランに見せたかった。




『杏奈は...演劇、好きなの?』




『もちろん』




『僕はね、俳優になりたいんだ』




『俳優...え!?』




ほ、ほんとに?




じゃあわざわざ連れてこなくても演劇の世界を知ってたってことで。

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