ずっと貴方を想っています。
学校を出ると、お母さんが車を停めて待っていた。
「お母さん、愛翔も」
「そんなことだろうと思った。愛翔くんのところは、なんて言う名前?」
「お願いします。えっと俺のところは、ルーク・ハーパーっていうんだ」
スーツケースを車に乗せつつ、そんな会話をする。
『私のお母さんだよ』
「「よろしくおねがいします」」
「ナイストゥーミートゥー」
お母さんの英語ってカタカナ英語...。
まぁ、突っ込まないでおこう...。
そのまま家に帰って、部屋へ案内する。
私が気にしないとはいえ、さすがに同じ部屋...はダメだと思うし、弟と同じ部屋なのも可哀想だ。
初めて日本に来てくれたんだもん、楽しんでほしい。
それをサポートするのが私たちホスト生の役割だと思ってるから。
ちょうど大学へ進学した姉の部屋が余っていたから、姉の部屋を片付けてアランの部屋にした。
『ここがAlanの部屋。隣が私の部屋だから、準備が終わったら教えて?愛翔の家に行くから』
「OK」