だから何ですか?Ⅱ【Memory】




亜豆の足の間に自分の足を差し込んで、太腿を擦りながら内股へピッタリと寄せた。



「相変わらず、・・・こっちを煽る良い顔」


「っ・・・させてるのは誰でっ、・・んんっ」


「誰か?そんなんお前自身だろ?」


「あっ・・・」


「文句を言いながらも本気では抵抗しない。寧ろ、期待して興奮してんのは誰だよ?」



言葉の証明の様に熱を持つ頬を指摘してひと撫で。


すでに熱をもって溶かされた様に潤む双眸は色気を孕んでこちらを誘う。


焦れも焦れだろう。


そんなのは全て理解しての行動で、そっと寄せた唇すら口を塞ぐ事なくその端に触れる留まり。



「っ・・・なんで、」


「キスしてくれないか。・・・か?」


「っ〜〜〜」


「フッ・・・そういう焦れた顔見たいからに決まってんだろ」


「い、意地が悪い!!」


「だから虐めてるんだって」



何度も言ってるだろうが。と、ククッと笑って。


それには堪える様な焦れる様な何とも言えない扇情的な苦悶顔を見せつけ悶える亜豆の姿。



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