うそつき 2
「いたー!城ヶ崎さーん」
大きく手を振って私を呼ぶイケメンさんは、満面の笑み。
先輩たちが黙らせろ、とばかりに私の方を向くから、私は渋々フェンス越しにイケメンさんに近づく。
「…なん、ですか」
「ちょっと、話したいことがあるんだけど…いいかな?」
「…ここでお願いします」
イケメンさんは少し悩んだあと、まぁいいか、と呟いて私を見た。
一歩下がる。
「僕、城ヶ崎さんのこと、好きになっちゃった」
「…え?」
「先輩と付き合ってるのは知ってる。だから、奪いに行くね?」
そう言ってにっこり微笑むとどこかへ去って行った。
「あーあ、果乃ちゃんターゲットにされちゃった」
後ろから聞いていた秋帆ちゃんは私にふあんそうに駆け寄ってきた。
好き…?
なんで?
付き合ってるって知ってるのに。
どうして私に告白なんてしたんだろう。
大きく手を振って私を呼ぶイケメンさんは、満面の笑み。
先輩たちが黙らせろ、とばかりに私の方を向くから、私は渋々フェンス越しにイケメンさんに近づく。
「…なん、ですか」
「ちょっと、話したいことがあるんだけど…いいかな?」
「…ここでお願いします」
イケメンさんは少し悩んだあと、まぁいいか、と呟いて私を見た。
一歩下がる。
「僕、城ヶ崎さんのこと、好きになっちゃった」
「…え?」
「先輩と付き合ってるのは知ってる。だから、奪いに行くね?」
そう言ってにっこり微笑むとどこかへ去って行った。
「あーあ、果乃ちゃんターゲットにされちゃった」
後ろから聞いていた秋帆ちゃんは私にふあんそうに駆け寄ってきた。
好き…?
なんで?
付き合ってるって知ってるのに。
どうして私に告白なんてしたんだろう。