うそつき 2
「果乃ちゃん、あいつ、気をつけなよ?」
「う、うん」
「な、なに今の、告白されたの?」
すると優花先輩がパタパタと駆け寄ってきて私を抱きしめた。
「…なんか、そう見たいです」
「大丈夫?何もされてない?怖くなかった?痛いとこない?」
「…大丈夫です」
優花先輩は過保護なぐらい私のことを心配して身体中をペチペチと触った。
私はそんな優花先輩にぎゅーっと抱きついた。
「ふふっ、不安になっちゃった?男の子は狼だもんね、怖いよね」
そう言うと優花先輩は私の頭を撫でてくれた。
あったかい。
男の子、まだやっぱり怖いや。
みんなは違うってわかってるのに。
怖くて仕方ない。
…どうして、唯兎くんだけ、怖くないんだろう。
なんで、唯兎くんは喋れちゃうんだろ…。
なんでかわからないけど、唯兎くんは何も気にせずおしゃべりできて、好きになってしまった。
「う、うん」
「な、なに今の、告白されたの?」
すると優花先輩がパタパタと駆け寄ってきて私を抱きしめた。
「…なんか、そう見たいです」
「大丈夫?何もされてない?怖くなかった?痛いとこない?」
「…大丈夫です」
優花先輩は過保護なぐらい私のことを心配して身体中をペチペチと触った。
私はそんな優花先輩にぎゅーっと抱きついた。
「ふふっ、不安になっちゃった?男の子は狼だもんね、怖いよね」
そう言うと優花先輩は私の頭を撫でてくれた。
あったかい。
男の子、まだやっぱり怖いや。
みんなは違うってわかってるのに。
怖くて仕方ない。
…どうして、唯兎くんだけ、怖くないんだろう。
なんで、唯兎くんは喋れちゃうんだろ…。
なんでかわからないけど、唯兎くんは何も気にせずおしゃべりできて、好きになってしまった。