うそつき 2
私は立ち上がって走り出した。
行かなきゃ。
唯兎くん、唯兎くん…。
3年生のいるテントの方へ走る。
あっ、
「柚月っ」
「果乃?そんなに急いでどうしたの?」
「あのっ、唯兎くんは…っ」
「あー、さっき体育館裏に告白されに行ったよ?」
「っ、ありがとっ」
私は体育館裏に急いだ。
モテすぎなんだよ。
ヤキモチやくにきまってんじゃん…。
体育館に近づいた時、涙目の女の子が走り去るのが見えた。
私は体育館裏を覗く。
1人、小さい男の子が向こうを向いて立っていた。
「ゆ、唯兎くん…」
私の声に振り返る。
「果乃?」
あぁ、唯兎くんだ…。
驚いていて、アホそうな顔をしているけど…唯兎くんだ…。
「どうしたの?なにか、あった?」
唯兎くんはいつも通りに話しかけてくれる。
行かなきゃ。
唯兎くん、唯兎くん…。
3年生のいるテントの方へ走る。
あっ、
「柚月っ」
「果乃?そんなに急いでどうしたの?」
「あのっ、唯兎くんは…っ」
「あー、さっき体育館裏に告白されに行ったよ?」
「っ、ありがとっ」
私は体育館裏に急いだ。
モテすぎなんだよ。
ヤキモチやくにきまってんじゃん…。
体育館に近づいた時、涙目の女の子が走り去るのが見えた。
私は体育館裏を覗く。
1人、小さい男の子が向こうを向いて立っていた。
「ゆ、唯兎くん…」
私の声に振り返る。
「果乃?」
あぁ、唯兎くんだ…。
驚いていて、アホそうな顔をしているけど…唯兎くんだ…。
「どうしたの?なにか、あった?」
唯兎くんはいつも通りに話しかけてくれる。