うそつき 2
「果乃、さっき教室で手振ってた子たちとは仲良くなれそう？」



「うん。2人ともいい子で、可愛くてね。



背の高い子は秋帆ちゃんっていうんだけど、お姉さんっぽくて優しいの。



秋帆ちゃんよりちっちゃい子はやよいちゃんって言って毛先がピンク色でツインテールしててね。とっても似合ってるんだよ？」



たくさん喋っても、唯兎くんは全部聞いてくれて、笑ってくれる。



「そっか。いい子たちでよかったね」



「うんっ」




お友達の話をしてる間に家に着いた。



唯兎くんはすぐにお風呂にお湯を入れてくれて私はそのままお風呂に直行。



お風呂に出てきてからは、体力が尽きてソファの上で眠ってしまった。



またもや、夢の中に足の短いペガサスが出てきて、今日はふわふわの雲の上で眠っていた。



昨日こけた時の足が怪我しているみたいだった。



私の夢はそこで終わった。



何故ペガサスなのかは全然わからない。
< 35 / 155 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop