うそつき 2
次の日。


お昼を秋帆ちゃんたちに誘われてユキちゃん、秋帆ちゃん、やよいちゃんと食べることになった。



これはチャンスだよね?



誘ってみてもいいかな?



女子トークに花を咲かせていて、少し区切りがついた時に私が口を開く。



「あ、あの。秋帆ちゃんとやよいちゃんは部活どこに入るの…?」



「あたしはバスケ部のマネージャー!バスケ部にイケメンの先輩見つけちゃってさ!」



そういうのはやよいちゃん。にこにこと嬉しそうに言う。



やよいちゃんは決めちゃってるのか…。



やよいちゃんと秋帆ちゃんは仲がいいから2人ともバスケ部行っちゃうのかな…。



「私はまだ考え中。どこも楽しそうで決められないんだよね」



そう言ってに頬をかくのは秋帆ちゃん。



「まだ、決めてないの?」



「うん、なんで?」



「い、一緒にテニス部はいらない?」




付け足すように楽しいと思う、とつぶやく。
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