うそつき 2
って言っても唯兎くんは私とは逆で運動自体は苦手だけど球技の一部はある程度できるらしい。



むぅ、絶対勝つし…。




私は立ち上がると、練習を再開した。




絶対唯兎くんに勝つもん。



そう思いながら練習するとなんだかやる気が出るみたい。



唯兎くんにちょっとぐらい勝てるところ欲しいもんねっ。




「秋帆ちゃんんん、私に教えてっ」


「わっ、と。元気だねー」



ぴょんっと抱きついた私を抱きしめ返してくれる秋帆ちゃん。



本当に、お姉さんだなぁ。







こんな日々が1週間ほど続き、テスト期間に入った。



テスト期間は部活がないので荷物も少なくて楽ちん。



そして今日から、私のお家でお勉強会です。
< 61 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop