うそつき 2
にこっと笑うユキちゃん。
いつも無表情なのがもったいないぐらい可愛い。
「友希、翔は?」
すると大きな人、えっと…葵衣くんがユキちゃんに話しかけてきた。
葵衣くんの座っている席を見ると、1番らしく。
私たちとは少し遠い。
ほとんど声の聞こえない教室で馬鹿でかい声でユキちゃんを呼んで、みんながこっちを向く。
「翔?そんなの見てないけど。同じクラスなの?」
「うん。同じだった」
「ふーん、まぁ入学式には出るでしょ。あいつの彼女、2年の生徒会だったはずだし」
かける、という子は彼女持ちの男の子らしい。
生徒会の女の子って誰いるんだろ。
私、安里ちゃんしか知らないなぁ。
中学の時に私が結成したバンド『White liar』。
結局私は引きこもっちゃって抜けちゃったんだけど、唯兎くんが高校に入った時に安里ちゃんとか、和馬くんが入ってくれたらしい。
いつも無表情なのがもったいないぐらい可愛い。
「友希、翔は?」
すると大きな人、えっと…葵衣くんがユキちゃんに話しかけてきた。
葵衣くんの座っている席を見ると、1番らしく。
私たちとは少し遠い。
ほとんど声の聞こえない教室で馬鹿でかい声でユキちゃんを呼んで、みんながこっちを向く。
「翔?そんなの見てないけど。同じクラスなの?」
「うん。同じだった」
「ふーん、まぁ入学式には出るでしょ。あいつの彼女、2年の生徒会だったはずだし」
かける、という子は彼女持ちの男の子らしい。
生徒会の女の子って誰いるんだろ。
私、安里ちゃんしか知らないなぁ。
中学の時に私が結成したバンド『White liar』。
結局私は引きこもっちゃって抜けちゃったんだけど、唯兎くんが高校に入った時に安里ちゃんとか、和馬くんが入ってくれたらしい。