うそつき 2
「寝不足なのに頑張っちゃダメだよ。



顔色悪い、動きが鈍い、笑顔がいつもより可愛くない」



「うーん、でも、果乃の方が心配だし」



「だめ、今日は早く寝なさいっ」



「はーい。果乃は心配性だね」



「だって唯兎くん、いつも元気だし…私がおうちに来た時からずっと、風邪引いたのなんて見たことないもん」




そう言って唯兎くんを見上げると唯兎くんは私の頭を撫でてくれた。



あったかい。



「ありがとう。今日は早く寝て、明日は朝から歌おうか」



「うんっ」




唯兎くんはそういうと、スーパーで買い物した後、いつも通りご飯を作ってお風呂に入って。



それでも遊んでないからいつもより2時間近く早くにベットに入ることができた。



朝起きたら8時で唯兎くんはまだ眠っていて。



やっぱりたくさん疲れてたみたい。



唯兎くんは朝から歌おうと言っておきながら、お昼まで起きなかった。



その間私はずっと唯兎くんを見つめてて。



とっても可愛かったですよ。
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