カラフル



「本当に本当……?」

何度も聞く凪。

「信じられない?じゃあ証拠、見せてあげるよ。」

拓海は抱きしめていた凪の身体をそっと話した。

「…………?」

凪が顔を上げた時、優しく唇が重なった。

ほんの2秒だけだけど。

「っ!」

「分かった?」

「…………っ!」

拓海がニヤリと笑う。

凪はいきなりの事に頭が混乱していて反応出来ていない。

「まだ分かんない?仕方ないなぁ〜。」

拓海はまた顔を近付けた。

凪は逃げようとするが、頭を拓海に捕まれて逃げられない。

「…………っん!」



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